ぽちこ様ありりっす(´ω`*)
by ちゃんせ
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使う人、使われる人
先日、久しぶりにブチ切れてしまいました。
実に5年ぶりの激おこぷんぷん丸です。

わたしは遅刻の常習犯です。毎週水曜日だけ通っている職場には、かならず10分ほど遅れて出勤します。
(※水曜日以外は別の職場で、そちらは絶対に遅刻しません)

この水曜日の職場はかれこれ12年間務めている小売店で、スタッフや社員の間でも「ちゃんせは遅刻するのが当然」みたいな空気があります。と言うか、そういう空気をわたしが作りました。
今更誰もわたしに遅刻の注意をする人はいません。
「また遅刻か」とか「たまには時間通り来い」とかのセリフも、ともすれば逆に愚かしく聞こえるほど、わたしの遅刻はその職場の理になっています。

もちろん一般常識的には遅刻は許されるべきではなく、それによって生じる損害は遅刻した人がすべて贖わなければいけません。
それを百も承知でわたしは毎週遅刻をしています。

そんなわたしを、職場のみんなは無言で許してくれます。
かわりと言ってはなんですが、わたしは遅刻した人を注意することはまずありません。

さて、今月に入って、新しい社員がわたしの職場に異動して来ました。

その日、わたしは例に漏れず10分ほど遅れて出勤しました。
事務所に入ると、見知らぬ顔。
(あ、新しい社員の人かな?)とすぐにわかりました。
わたしは悪びれもせずに「はよっす」と適当に挨拶をしました。

するとその社員はこう言いました。

「ちゃんせさんですね?いつも遅刻しているそうですが、改善してください。」

名前も知らない社員にいきなり言われ、少々驚きましたが、先にも述べた通り遅刻したわたしに非があるので「へぃ、サーセンw」と適当にあしらいました。
と同時に(まず自己紹介するのが普通じゃねぇか?)と思いましたが、まぁ後でも良いかと思いユニフォームに着替えて事務所から出ようとしたとき、その名前も知らない社員が二言目を発しました。

「あとそのヒゲ、剃って下さい」

思えば数日、無精をしてヒゲを剃っていませんでした。
(言われたか、今日帰ったら剃ろう)と思い、ここでも適当に返事をしてそのまま売り場に出ようとした時

「代わりに売り場にいますので、今剃ってきて下さい」

わたし「!? ほ~wキビシイねw」
小売業なのでみだしなみには気をつけなくてはなりません。
鏡をみるとわたしのアゴには無精髭が目立っていました。
(あー、たしかにこりゃ剃らにゃアカンか・・・)
売り場でカミソリを買って、トイレの洗面台でヒゲを剃りました。

その日、その社員とは入れ替わりだったのでそれ以上関わりませんでした。
以上の件はすべてわたしに非があったので、変に反発などせずに従いましたが、ずいぶんとマジメでお堅い社員が異動してきたものだとほんの少しゲンナリしました。

数日後、夜勤の同僚から驚くべき話を聞きました。

「Mがさぁ、朝遅刻しやがってよ、おかげでその日残業だったよー。」

Mとは件の社員のことでした。
わたしは同僚に聞きました。

「Mっていうんだアイツ。つか遅刻ってどういうこと?」

同僚が言うには、M社員の自宅からは早朝はバスが走っておらず、始発のバスに乗っても朝6:00には間に合わないとのことでした。(※夜勤は朝6:00まで)


それは遅刻の免罪符になるような理由なのか?


バスが無いならタクシーを使えばいいじゃないか。
金が惜しいなら早く家を出て駅まで歩けばいいじゃないか。
金と時間が惜しいからバスが無いのを理由に遅刻だと・・・?

わたしは久々に怒りました。
M社員が遅刻したことに怒ったのではありません。
わたしが怒ったのは、自分が出来ないこと、やらないことを他人に指図するMの自己中心的な態度に激怒したのです。
お金や時間といった利己的な理由で遅刻をする、いわば自分と同じ人種(笑)に遅刻をするなと注意されたわけです。
こりゃ納得がいかんですよ。「お前に言われる筋合いは無い」ってね。

そして今週の水曜日、わたしの勤務時間は朝6:00まで、そしてシフト上では新人のおばさんとM社員が6:00から出勤となっていました。

5:30頃、新人のおばさんが出勤して来ました。
わたしは祈りました、どうかM社員がちゃんと6:00までに来ますようにと。
ちゃんと来てくれれば、わたし一人が悪者になるだけで済みます。
しかし、わたしの祈りは天には届かなかったようです。
M社員は6:00になっても現れませんでした。

M社員が来るのを待っている時、一緒に働いていた同僚が言いました。

同僚「遅ぇな!もう上がる(退勤する)ぞ!」

ちゃんせ「あ、時間無い?いいよ、わたし残ってるから」

Mに文句を言ってやらないことには気も済みません。

M社員は結局、6:20分に出勤して来ました。
なんら悪びれもせず。当然のように。

事務所に入ったM社員を追ってわたしも事務所に入り、言いました。

ちゃんせ「わたしの言いたいこと、分かるか?」

M「・・・なんですか?」

ちゃんせ「お前、なんで遅刻したんだ?」

ちょっと低めの声で訪ねました。

M「ああ、早朝はバスが無いんですよ。」

ちゃんせ「バスが無い?そんな理由で納得すると思ってんのか?おい」

わたしは人の目を見て話すのが苦手なのですが、この時はなかなか無い機会だったので試験的にジィ・・・・っと決して目をそらすことなく、なるべくまばたきもしないように真顔でMの顔を観続けていました。
Mは明らかに動揺した様子でものすごい目が泳いでいました。
ちょっと楽しくなってきた自分が嫌だ。

M「いや、僕は6:30出勤が正式なシフトなんです。社員全員知ってますよ?

ちゃんせ「わたしは知らねぇよ。
間に合わないならタクシー使え。金が惜しいならもっと早く家を出て歩いて来い」

M「何を言ってるんですか?」

ちゃんせ「お前が遅れた所為でわたしたち夜勤が迷惑してんだよ。わたし達に対して何か言うことがあるだろ?」

ここでお詫びの一言でもあれば、わたしがなぜこんなにも怒っているのかちゃんと説明してあげるつもりでした。

M
「ああ、6:00に上がっちゃってイイですよ」


ちゃんせ
「新人ひとり残して
上がれるわけねぇだろ!!
お前バカか!?」


遅刻の注意をする資格は無いとか言いつつ、しっかり文句言ってますねw
ここから先はブチ切れていたのでよく覚えていません。
ですが、わたしが言いたいことは全部言ったと思います。
「自分が出来ないことを当然のように指図するな」
「遅れるならシフトを見直せ」
「夜勤に迷惑をかけるな」
「夜勤(わたし)の仕事を減らせ」(ついで)
「時給上げろ」(ついで)

最後の2つはわたしのワガママに見えますけど、正直このブラック企業に対しての正当な要求なんですよ。
それを細かく説明するとこの記事が10倍くらいの文字数に膨れ上がるからやりませんが。
信じて下さいw


その事件があった日、わたしは職場に忘れ物をしてしまいました。
それを今朝取ってきました。

今日はM社員は居ませんでしたが、S店長が居ました。

店長「ちゃんせさん、仕事帰りですか?」

ちゃんせ「うん、今終わった所、忘れ物取りに来た」

店長オススメのお煎餅などを食べながら他愛もない会話をしつつ、忘れ物をバックパックに仕舞った所で店長が切り出しました。

店長「そういえば、M社員のことですけど・・・」

ちゃんせ「ああ、どうかした?」

店長「Mから泣きながら電話がありましたよwww『こんな事がありましたー;;』ってwww」

ウソでしょ!?・・・泣かせてしまいましたorz
いやおかしいですよ、怒られて泣くとか子供か!

店長「Mはやることやらずに色々言ってきますからねー。気持ちはわかりますけど、冷静にやさしく『Mはあれやこれやそれをやってないけど、どうなの?』って言ってあげて下さいwww」

ちゃんせ「ついカッとなって言った、今は反省している。」

正直、わたしの挑発的な態度は良くなかったと思います。
あれじゃぁMが反発するのもしかたありませんでした。
でもでも、またとない良い機会だったので、嫌われようが評判が落ちようが、挑発的な態度や言葉遣いを試さずにはいられませんでした。

店長「あと、Mが6:30出勤とか言ってたみたいですけど、社員全員知りませんでしたよ。


あの野郎、嘘ついてやがった・・・。

聞けばM社員はわたしと同い年の27歳だそうです。
同年代にあんな奴がいるとは、しかもそれが本社の社員・・・この会社大丈夫か?
まぁもちろんマトモな社員もいますけどね。

あの日わたしがM社員に指示したこと、シフトの見直しやワークスケジュールの調整等が来週の水曜日までに改善されてなかったら、きっとまた泣かすことになるでしょうね。
ヒゲの件で「指示されたことはすぐやるのが当然」みたいな態度でしたから。
ハンパな覚悟で他人に指図をするとどうなるのか教えないといけません。

嫌だな・・・。

ちなみに、シフト制作やワークスケジュール調整等は水曜日以外の職場ではわたしが全責任を負って行なっています。
やらずに指示~にはなりません!w

Mに示しがつくように来週からはわたし自身が遅刻しないようにしてみようかな。
by daina_rukawa | 2013-04-26 08:52 | 日常 | Comments(0)
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